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歪み矯正技術

鉄道イメージ
線路の歪みを矯正

 当社の業務は、昭和30年代なかごろ(1960年)から開始した、全国の地方鉄道車両の改修工事を起点としています。

 例えば列車が、衝突や接触といった事故などにより、車両の前頭部等が破損あるいは激しく変形したとき、当社は現地の鉄道会社車庫に赴き、原形を復元するという特異な技術を発揮しておりました。これにより、全国の地方鉄道から評価をいただいてまいりました。

 また、当時の要望でもありました「市街電車のワンマン化」では、その改造工事も実施。昭和50年代前半(1979年)までに、全国で約50両の車両改造を実施致しました。

 このようなバックグラウンドを持つ当社は、溶接作業をする際にも、過去に培ったノウハウを生かしております。溶接をすると、必ず「熱応力」が発生し、歪みが生じます。これを矯正するために、鉄道車両改造で培った技術が役立っております。こうした技術のもと、昭和48年(1973年)以降、大府市の(株)名南製作所の合板機械に付属する搬送装置を主体とした製造を実施しております。

 製作物の内容としては、比較的大物の製缶構造物から、角パイプ、チャンネル、アングル、鉄板類を組み合わせたコンベア類などの製造を行っています。これらの製作には精度を追求するため、できる限り機械加工に頼らない工程を実施します。また業態としては、溶接製缶から、機械加工、組付までを実施。合板製造工程の生産を行っています。